たるみ毛穴の改善方法とは?美容液で治る?おすすめの美容医療は?
鼻まわりや頬の毛穴が、以前より縦に伸びて見えると感じたことはありませんか。
開いた毛穴が重力によって縦に広がったものを「たるみ毛穴」と言います。
たるみ毛穴は、年齢とともに目立ちやすくなる代表的な肌悩みのひとつです。
毛穴ケアというと皮脂対策やクレンジングを思い浮かべる方も多いですが、たるみ毛穴はそれだけでは改善しにくいケースもあります。
そこで今回は、たるみ毛穴を改善するためのスキンケアだけでなく美容医療についても解説していきます。

セルフケアで限界を感じている方や、美容医療も含めて検討したい方はぜひ参考にしてみてくださいね。
たるみ毛穴とは?なぜ起こる?

たるみ毛穴とは、単に毛穴が開いている状態ではなく、肌のハリ低下によって毛穴全体が下方向に引き伸ばされ、雫のような形に見える毛穴のことを指します。
たるみ毛穴は「毛穴の開き」と「肌のたるみ」が重なって起こる複合的な肌トラブルです。
もともと皮脂の過剰分泌や乾燥、メイク汚れの蓄積などが原因で毛穴が開いている状態が土台にあります。
そこへ年齢とともにコラーゲンやハリが低下すると、毛穴を支える力が弱まり、重力に引っ張られて下方向に広がってしまいます。
その結果、丸かった毛穴が縦長になり、たるみ毛穴としてより目立つようになります。

毛穴だけ、たるみだけといった片方の対策では不十分なんですね。

毛穴の開きと肌のたるみ、それぞれにアプローチすることが重要です。
【スキンケア編】たるみ毛穴の改善方法
たるみ毛穴を改善したい場合、まずは毎日のスキンケアを見直すことが基本になります。
毛穴の開きと肌のハリ低下、両方に働きかけられる成分を選ぶことで、変化を感じやすくなります。
ここからは、たるみ毛穴対策として取り入れやすく、効果が期待できる代表的な成分とおすすめ商品を紹介します。

まずはスキンケアで土台を整えましょう。
レチノール
たるみ毛穴を根本からケアしたいならレチノールは特に相性のいい成分です。
レチノールは皮脂分泌抑制効果だけでなく、ターンオーバーを整え、真皮のコラーゲンやエラスチンの生成を助ける作用があります。

毛穴の開きと肌のハリ感どちらにもアプローチできるんですね。
その結果、毛穴を内側からふっくらさせる効果が期待でき、縦に伸びた毛穴が目立ちにくくなります。
ただし刺激が出やすい成分でもあり、使い始めは赤みや乾燥などいわゆるA反応を感じる人もいます。
低濃度・低頻度からスタートし、肌の様子を見ながら慣らしていくことが大切です。

レチノールは0.1%でも十分な効果を期待できますよ。
レチノール配合のおすすめアイテム

アクアレーベルトリートメントローション(オイルイン)はパルミチン酸レチノールとナイアシンアミドが配合された化粧水です。
パルミチン酸レチノールは安定性が高く、刺激を起こしにくいマイルドなレチノールのため、レチノール初心者でまずは手軽に試してみたいという方にはおすすめです。

エリクシールリンクルクリームは日本で唯一シワ改善有効成分として認可された純粋レチノールが配合されたクリームです。
純粋レチノールはレチノール誘導体と比べてハリ感のアップを実感しやすいく、コラーゲンの産生効果も期待できるため、たるみ毛穴を目立ちにくくしたい方にはおすすめの逸品です。

ビタミンC
たるみ毛穴に対してはビタミンCもおすすめの成分です。
ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるだけでなく、コラーゲンやエラスチンを壊す原因となる活性酸素から肌を守る働きがあります。
これにより、ハリ低下の進行を防ぎやすくなります。
また皮脂分泌のバランスを整える作用もあるため、皮脂による毛穴の広がりを抑え、たるみ毛穴の土台となる開き毛穴対策にもつながります。
ただしレチノールと同様、やや刺感じやすい成分です。

まずは低濃度から始め、保湿をしっかり行いましょう。
ビタミンC配合のおすすめアイテム

ビタミンCを取り入れたいけど、とにかく安いアイテムが良いという方におすすめなのがセザンヌの薬用クリアセラムです。
お値段はなんと990円(税込)。
ビタミンC配合で低価格の製品は多くありますが、こちらは医薬部外品のため一定の濃度基準を満たしていることがポイント。

ビタミンC美容液といえば、ロート製薬のオバジCセラム。角層のなかですぐに働くピュアビタミンCを高濃度で配合。
オバジのCセラムは濃度が5%~25%まで販売されていますが、価格と濃度、使いやすさのバランスが良くおすすめなのが10%です。
ナイアシンアミド
刺激を抑えながらたるみ毛穴をケアしたい人には、ナイアシンアミドが向いています。
理由は、肌の土台となるバリア機能を整えつつ、毛穴が目立つ原因に穏やかにアプローチできるからです。
ナイアシンアミドはキメを整える作用があり、毛穴の凹凸をなめらかに見せる効果が期待できます。
また保湿力も高く、乾燥によって毛穴がさらに開いてしまうタイプの人には特に相性がいい成分です。
レチノールやビタミンCが合わない場合でも使いやすく、毎日のケアに取り入れやすいのもメリットです。

即効性というより、ゆっくりと肌状態を安定させながら毛穴を目立ちにくくしていく成分です。

補助的に使うのにぴったりな成分ですね!
ナイアシンアミド配合のおすすめアイテム

コスデバハ Nセラムナイアシンアミド10%は、その名のとおりナイアシンアミドが10%と高濃度で配合された美容液です。
高濃度でありながら刺激感を感じにくく、他のスキンケアアイテムの邪魔をしない名脇役。
さらに美肌に欠かせない亜鉛も1%配合し、肌のカサつきやくすみも抑えます。
60mlで2,000円台と続けやすい価格なのもポイント。
基底膜ケア
たるみ毛穴を本質的に改善したいなら、表皮だけでなく真皮まで意識したケアが重要です。
その中で近年特に注目されているのが基底膜ケアです。基底膜は表皮と真皮の間にある薄い膜で、栄養や情報の受け渡しを担う重要な部分です。
基底膜にアプローチすることで、表皮にはハリ感が生まれ、真皮ではコラーゲン生成をサポートできるため、たるみ毛穴の根本改善につながります。

エイジング対策として、ワンランク上を目指したい人に向いています。
基底膜ケアのおすすめアイテム

エリクシールのザセラムは30年に渡る基底膜研究の末に発売された資生堂の渾身の逸品です。
基底膜を壊す酵素の働きを抑えることで、基底膜を健やかな状態に保つサポートをします。

エリクシールザセラムの使用感はこちらの記事でも詳しく解説しているので、よかったら読んでみてくださいね。

ワンバイコーセーセラムシールドは、シワ改善有効成分「ライスパワーNo.11+」を配合した美容液バームです。
表皮、基底膜、真皮にアプローチしてハリ感を改善し、ふっくらとした肌に導くことでたるみ毛穴を目立ちにくくします。
独特の少しぼそぼそっとしたテクスチャーは好みが分かれますが、伸ばしていくうちにしっかりと馴染みます。

【美容医療編】たるみ毛穴の改善方法

いろいろな成分がありますが、スキンケアではあまり効果を実感できなかったんですよね…

たるみ毛穴を本格的に治療したいなら美容医療という選択肢もありますよ。
たるみ毛穴は、毛穴の開きに加えて肌全体のたるみが重なって起こるため、スキンケアだけで大きな変化を出すのは難しい場合があります。
毎日のスキンケアで土台を整えつつ、より効果が実感しやすい美容医療を組み合わせるのもおすすめです。
ここからは、たるみ毛穴に向いている代表的な治療を紹介します。
高周波治療
たるみ毛穴に対しては、毛穴ではなく肌の土台からたるみを引き締めるアプローチも◎。その代表が高周波治療です。

たるみ治療といえば、HIFUのイメージがあります!

HIFUは筋膜というより深い層へのアプローチが中心のため毛穴にはやや不向きです。
一方、高周波は真皮から脂肪層に熱を届け、肌を内側からぎゅっと引き締めるため、縦に伸びた毛穴が目立ちにくくなります。
機械はサーマクールやオリジオなどが代表例で、毛穴だけでなく頬や輪郭のたるみやぼやっとしたゆるみ感もケアしたい人に向いています。
高周波治療の機械
サーマ―クール、オリジオ、ボルニューマ、ザーフ、デンシティ、インモードetc…

機械の種類が多すぎます!

機種ごとに熱が届く層が異なるため、医師と肌の状態を相談しながら決めていきましょう。
高周波は毛穴自体に直接作用する施術ではないため、他の施術との併用がおすすめです。
マイクロニードルRF
たるみ毛穴をより直接的に改善したい場合、マイクロニードルRFは特に効果が期待できる施術です。
マイクロニードルと呼ばれるごく細い針を真皮層に挿入し、針先から高周波を与えることで、肌の自己再生力を高めます。
するとコラーゲン生成が促され、毛穴が内側から引き締まりやすくなるため、たるみ毛穴に作用しやすいのが特徴です。

毛穴そのものにダイレクトに変化を感じやすい施術ですね。
ポテンツァ
ポテンツァはマイクロニードルRFの代表的な機器です。特徴の異なるチップを付け替えることでさまざまな効果を得られます。
たるみ毛穴の改善におすすめなのがS-25チップ。表皮から真皮上層にかけて浅く熱を加えるニードルRFで、毛穴の引き締め効果が期待できます。

ダイヤモンドチップは針を使わないタイプで、サーマクールやザーフと同じように高周波で引き締める施術なので注意してくださいね。
針を抜くタイミングで薬剤を均一に浸透させるドラッグデリバリーという仕組みがあり、薬剤を併用することでより効果を実感しやすくなります。
たるみ毛穴改善に効果が期待できる薬剤
ボトックス:
皮脂分泌を抑えて毛穴を引き締め、小じわや軽いたるみの改善も期待できる。
ベネブ:
成長因子を含み、コラーゲンやエラスチンの生成をサポートすることで、肌全体のハリ感を高める。
マックーム:
コラーゲン生成を促し、毛穴の開きやニキビ跡を目立ちにくくする。

ただし薬剤注入まで行うと費用はかなりお高めになりがちです。
シルファームX
シルファームXもポテンツァと同様にマイクロニードルを真皮層に挿入し、針先から高周波を与えることで、肌の自己再生力を高め、コラーゲン生成が促します。
ポテンツァとの違いは、ポテンツァよりも針が細いため痛みが少なくダウンタイムが短いこと、ドラッグデリバリーシステムがないため薬剤浸透は行えないことです。
モフィウス8
モフィウス8は、針全体から熱エネルギーを与える点が特徴で、真皮から皮下組織、皮膚表面まで幅広い層に熱が届きます。
そのため引き締め感をしっかり出したい人に向いており、毛穴改善に加えてフェイスラインの引き締めやリフトアップ効果も期待できます。
たるみ毛穴、フェイスラインのゆるみをより本格的にケアしたい方に向いています。
スキンブースター注入(ジュベルック)
スキンブースター注入とは、有効成分を皮膚組織内に直接注入することで肌悩みを改善する治療です。
スキンブースターはいわゆる肌育製剤と呼ばれ、さまざまな薬剤があります。
たるみ毛穴改善にはコラーゲンやエラスチンの生成を促しながら、ハリ感を出して毛穴を目立ちにくくする「ジュベルック」という薬剤がおすすめです。
注入方法には、医師が注射器で一つひとつ打っていく手打ちと、専用の機械を使って均一に注入する方法があります。

手打ちはとにかく痛いと聞きます…。

手打ちのほうが効果実感しやすいと感じる方が多いですが、継続が大事な施術ですので無理せず機械打ちでも大丈夫ですよ。
日本ではポテンツァなどの機器治療が主流ですが、スキンブースター注入は韓国で特に人気が高い印象があります。
ダウンタイムを抑えつつ、肌質そのものを底上げしたい人には検討しやすい治療です。
まとめ
たるみ毛穴は、毛穴の開きと年齢によるたるみが重なって起こるため、どちらか一方だけのケアでは改善しにくい悩みです。
皮脂対策や引き締めだけでは変化を感じにくい場合、ハリを意識したケアが必要になります。
スキンケアでは、肌の土台を整え、たるみ毛穴を目立ちにくくすることができます。
ただし、効果は緩やかで、変化には時間がかかります。
一方、美容医療では、たるみに直接働きかける方法があります。
毛穴の状態やたるみの程度によって向き不向きがあるため、目的に合った施術選びが重要です。

まずはスキンケアでできることを続けながら、限界を感じたら美容医療を組み合わせる。この考え方が、たるみ毛穴改善への現実的な近道と言えますね。
