たるみはクリームで改善できる?美容医療との使い分けは?
年齢とともに気になり始める、フェイスラインや頬のたるみ。
鏡を見るたびに「なんだか顔が下がってきたかも」と感じること、ありますよね。
最近は「たるみに効くクリーム」「塗るだけで輪郭がシュッとする」といった言葉をよく見かけるようになり、スキンケアでなんとかしたいと考えている方も多いのではないでしょうか。

一方で、スキンケアで根本的な改善は難しいのでは…と迷ってしまうのも正直なところです。
そこで本記事では、たるみに対するクリームの本当の効果を解説します。
さらにどんなたるみならスキンケアで対応できるのか、逆に美容医療を検討したほうがいいケースはどんな状態なのかを整理していきます。

たるみケアで遠回りしたくない方はぜひ参考にしてみてくださいね。
たるみはクリームで改善できる?
たるみが気になり始めると、まずは「クリームでどうにかならないかな」と考える方が多いと思います。
ここでは、フェイスラインのたるみに対してクリームでできること・できないことをはっきり整理し、なぜ限界があるのかを分かりやすく解説します。
クリームでたるみを根本的に改善することはできない
結論から言うと、フェイスラインのたるみをクリームで根本的に改善することはできません。
どれだけ高価な「たるみに効く」と言われているクリームを使っても、輪郭が物理的に引き上がることはないのが現実です。
クリームはあくまで肌表面のケアが目的で、下がってしまった組織そのものを元の位置に戻す力はありません。

ここを期待しすぎてしまうと、「こんなに続けたのに変わらない…」とがっかりする原因になってしまいます。
クリームでたるみを改善できない理由

フェイスラインのたるみの主な原因は、筋膜のゆるみや脂肪の下垂です。
筋膜や脂肪層は皮膚のかなり深い位置にあり、スキンケアで成分を届けられる層ではありません。
どんなに浸透力をうたっているクリームでも、筋膜や脂肪層まで届かせることは不可能です。

なんとなく頭では分かっていても、図を見ると一目瞭然ですね。
つまり、フェイスラインのたるみは「塗ってどうにかする」問題ではなく、構造的な変化が原因。
ここを理解せずにクリームだけで解決しようとすると、遠回りになってしまいます。
クリームのたるみに対する効果とは?

クリームはフェイスラインそのものを引き上げるものではありませんが、肌質を整えることで「たるんで見えにくくする」効果は期待できます。
ここでは、クリームがたるみにどう関わっているのか、具体的な効果を2つに分けて解説します。
ハリ感アップによって若々しい印象をつくる
ポイントは、クリームによって肌のハリ感を高められることです。
コラーゲンやエラスチンの産生をサポートする成分が配合されたクリームを使うことで、肌に弾力が生まれ、しぼんだ印象が和らぎます。
肌にハリが出ると、頬や口元がふっくらと見え、たるみそのものは変わっていなくても顔全体が若々しい印象になります。

フェイスラインを持ち上げるというより、「肌の土台を整えて元気に見せる」役割だと考えると分かりやすいです。
保湿によるみずみずしさでたるみを目立たせにくくする
もう一つ大きいのが、保湿による見た目の変化です。
肌がしっかり保湿されていると、キメが整い、みずみずしくぷりっとした質感になります。
乾燥した肌はハリを失いやすく、たるみや影が強調されがちです。
一方で、水分と油分のバランスが取れた肌は、影が出にくく、たるみも目立ちにくくなります。

クリームはたるみを「治す」ものではありませんが、老け見えを防ぐためには欠かせない存在と言えますね。

きちんと役割を理解してうまく付き合っていきたいですね。
肌質を改善できる代表的な成分
たるみ対策としてクリームを選ぶとき、「どんな成分が効くの?」って気になりますよね。
ここでは、肌のハリや質感アップに役立つ代表的な成分について、それぞれの特徴を分かりやすく解説します。
レチノール
レチノールはビタミンAの一種で、肌のターンオーバー(新陳代謝)を促す役割があります。
使い続けることで、古い角質がたまるのを防ぎ、肌のキメが整ってなめらかになります。
また、真皮のコラーゲン産生もサポートすることが期待され、シワやハリ感の低下にアプローチすると言われています。
夜のケアに取り入れると、ハリ感や弾力アップにつながりやすい成分です。

紫外線とは相性の悪い成分なので、朝はしっかり洗顔しましょう。
レチノールのおすすめアイテム

ナイアシンアミド
ナイアシンアミドはビタミンB3由来の成分で、刺激が比較的少なく使いやすいのが特徴です。
肌の保湿力を高めるセラミドの生成を助けて、もっちりした肌感に整えます。
また、肌の色ムラやくすみを目立ちにくくする働きや、炎症を抑える効果も期待できるため、乾燥やごわつきの改善にも役立ちます。

敏感肌の方でも比較的使いやすいと言われています。
ナイアシンアミドのおすすめアイテム

ビタミンC
ビタミンCは強力な抗酸化作用を持つ成分で、紫外線や大気のストレスから肌を守り、透明感を引き出す働きがあります。
また、コラーゲンの生成をサポートすることでハリ感のある肌を目指し、肌トーンの均一化にも寄与します。
ただし、安定性がやや弱く酸化しやすい性質があるため、商品選びや保存方法も使い方のポイントになります。

まずは高くても10%濃度くらいがおすすめですよ。
ビタミンCのおすすめアイテム

ライスパワーNo.11+
ライスパワーNo.11+はお米由来のエキスで、肌の水分保持能を改善する効果が認められている成分です。
肌本来のうるおいを保つ力を高めることで、乾燥からくるハリ不足やごわつきを整えて、ふっくらした肌質を目指せます。
乾燥による小じわやたるみ感が気になるときの保湿ケアに取り入れるのがおすすめです。

ライスパワーNo.11+はまだ配合アイテムが少ないのがネックです。
ライスパワーNo.11+のおすすめアイテム

クリームにお金をかけすぎる必要はない
ハリ感や弾力は、たしかに若々しい印象をつくるうえで大切です。
どんなにフェイスラインが整っていても、肌自体が乾燥していたり元気がないと、どうしても老けて見えてしまいます。
ただし、だからといって限られたお金を高額クリームにつぎ込みすぎるのは、費用対効果の面ではあまりおすすめできません。

お金を無尽蔵に使えるのなら別ですが、なかなかそういうわけにいかないですよね。

レチノールやナイアシンアミドなど、有効成分が配合された医薬部外品のスキンケアは、一定の濃度や効果が確認されています。
そのため、成分がきちんと入っていれば、プチプラアイテムでも肌質改善のベースは十分に整えられます。
そのため、数万円のクリームを使い続けるよりも、美容医療と組み合わせたほうが満足度は高くなりやすいです。
肌質だけでなくフェイスラインを改善したいなら美容医療
ハリやうるおいといった肌質改善はスキンケアでも十分目指せますが、フェイスラインそのものを整えたい場合は美容医療という選択肢もあります。
美容医療は怖い・高そうというイメージを持たれがちですが、負担の少ない機械治療から、根本改善を目指す手術まで幅広くあります。

自分の悩みや予算に合わせて選ぶことができますよ。
デバイス治療(機械系施術)
ダウンタイムを抑えつつフェイスラインを引き締めたいなら、まずはデバイス治療が候補になります。
理由は、超音波や高周波を使って、スキンケアでは届かない真皮や筋膜、脂肪層にアプローチできるからです。
具体的には、超音波を使うハイフ、高周波を使うサーマクールやポテンツァ、ソフウェーブなどがあります。

効果は緩やかですが、切らずにたるみ改善を目指せるため、美容医療が初めての方にはおすすめです。
糸リフト
糸リフトは「軽く引き上げたい人向け」の治療です。
トゲのついた糸を皮下に入れてフェイスラインを引き上げますが、実際に糸で持ち上がっている効果は数ヶ月程度と短めです。
ただし、糸の周囲にコラーゲンが生成されることで、将来的なたるみ予防につながる可能性があります。
一方でメスを使わない=手軽な印象とは違い、痛みや腫れ、口の開けにくさが出ることもあり、持続力とのバランスを理解したうえで選ぶことが大切です。

想像よりダウンタイムが長かった!という方は意外と多いです。
フェイスリフト
フェイスラインを根本からしっかり改善したい場合は、フェイスリフトが最も効果の高い治療です。
皮膚を切開し、顔の中にあるSMASと呼ばれる組織を縫い縮め、余分な皮膚を取り除くことで、たるみの原因そのものにアプローチします。
必要に応じて脂肪除去を行うこともあり、変化は大きく、持続期間も長いのが特徴です。
ダウンタイムや覚悟は必要ですが、本気でフェイスラインを変えたい人にとっては現実的な選択肢です。

2週間ほどダウンタイムがとれるタイミングがあれば検討してみるのもありです。
美容オタクが考えるおすすめのたるみ戦略は?
たるみ対策は、スキンケアか美容医療かの二択ではなく、段階的に使い分けるのがいちばんコスパが良いと考えています。
まず日常のスキンケアでは、レチノールやナイアシンアミドなどを取り入れて、肌のハリ感や弾力をしっかり育てることがベースになります。

どんなにフェイスラインが整っていても肌に元気がないと若々しく見えないですもんね。
そのうえで、半年〜1年に1回ほど、予算の範囲内でハイフや高周波といった機械系の施術をプラスする。
これだけでも、フェイスラインの下がり方はかなり違ってきます。
そして40代以降、たるみが進行し、ダウンタイムを確保できるタイミングがあれば、フェイスリフトを検討する。
この流れが、現実的で無駄の少ない選択だと思います。

限られた時間と予算、有意義に使いましょうね。
まとめ
フェイスラインのたるみは、クリームだけで抜本的に改善することはできません。
ただし、スキンケアには肌質を整え、たるみを目立ちにくくする大切な役割があります。
高額クリームに過度な期待をするより、有効成分入りのアイテムで土台を整え、必要に応じて美容医療を組み合わせることが重要です。
「今の自分の悩みは肌質なのか、それともフェイスラインなのか」を切り分けて考えることで、無理なく続けられて、結果にもつながりやすいたるみ対策ができます。
